テルマ＆ルイーズ 4Kのセレクトのネタバレレビュー・内容・結末

つい最近、「レザボア・ドッグス」を見たせいか、ハーヴェイ・カイテルやマイケル・マドセンの共通の出演や、ラストの展開が似ているなと感じたのが興味深かった。公開年も近い。

アメリカの広大な本土を舞台に、テルマ&ルイーズVS最悪な男たちの構図が今見ても新鮮だった。フェミニズム映画としてのテーマも見事であるし、殺人犯の逃亡劇という設定なのにコメディ寄りなのが新鮮なように思えた。広大な大地の風景で冒険しているのが自由を象徴しているように思えて、清々しい。

伝説とも言えるラストシーンで、崖から車が飛び出した瞬間に映画が終わるセンスがずば抜けており、印象的なショットだった。友情や恋人といった関係性を超越した関係がラストのキスを表しているように思えた。