1967年、サイケデリックなサンフランシスコの雰囲気を存分に味わえる映画。
監督はボブ・ディランのDon't Look Backやデヴィッド・ボウイのZiggy Stardustの監督D.A ペネベイカー。
コンサートの映像を撮らせたらこの人の右に出る人は居ないかも。
Janis Joplinのパフォーマンスが本当に素晴らしい。口をあんぐり開けて驚嘆するママ・キャスの姿が印象的。
確かジャニスはこの頃未だ全米での知名度が然程無かったはず。
歌い終わった後の割れるような拍手と歓声を聞き、ようやく笑顔を見せたジャニスが嬉しそうに戯けながら舞台裏へ帰ってゆく姿が可愛い。
Otis Reddingは、少しだけ前時代的な衣装と選曲からの、圧倒的なパフォーマンスで観客を惹きつけて心を奪ってしまう底力が凄い。
Pete Townshendのギター破壊が始まると、一気にスタッフ達が集まってくるのが笑える。ジミ・ヘンにパクられて悔しかっただろうな…
