シネマート心斎橋で、一日限定（一週間ではない！）の上映に足を運んで参りました。この情報を掴んだときは、雄叫びを上げたものです。
一回観てるし、DVDも持っているけど、劇場で観られるのは、やはり特別。たまらず、有休を取って臨みました。
本作の主演、
ソン・ガンホとカン・ドンウォン。
まさに美男と野獣です。
とはいえ、このふたり相性抜群。
ダル〜っとしたガンホに、シュッとしたドンウォン。ガンホは南の刑事で、ドンウォンは北のスパイだ。ガンホは、ドンウォンを追う。
ガンホはスパイ逮捕の手柄をモノにしたかに見えたが、失敗に終わる。物語は、そこから動き出す。いわゆる南北友情物語である。クールなのに熱いのだ。でも、笑いのエッセンスもあって、とても観やすい。
南に潜入している工作員たちを操っているのは、通称“影”だ。演じるのは、『愛の不時着』とか『コンフィデンシャル／共助』なんかにも出てたチョン ・グクァン（関口宏似）。この役者さんも渋くていいよね。
この“影”の身のこなしや冷酷っぷりがすごい。定年前くらいの歳に見えるが、切れ味があってかっこいい。
一方、ガンホのアクションはドタバタしていて泥臭い。それも味！ガンホはそれ！それしかない！
ガンホで笑って
ドンウォンでキュンとして
グクァンで気を引き締める
そんな感じの作品である。
そして、やっぱり友情モノはいいよね。
グッとくるなあ。ドンウォンの哀しみを纏った美しさは必見です。
上映権切れに伴う、一日限定上映は、劇場の3分の1くらいの埋まりではあったけれど、上映終了後には、自然に拍手👏が沸き起こり、それには少しジーンとしました。ほんと行って良かったな。
