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恋わずらいのエリーのyuzuのレビュー・感想・評価

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)
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みたぞ!恋わずらいの!恋はツラいの!恋はズルいの!エリーいぃぃ!

やば、どちゃくそにえろい。16歳女子の欲情事情に心臓バクバク。もうずっと、手で顔覆って、その指の隙間から観てましたのよ。

予告で、宮世君が「俺に愛される覚悟ある?」って問いかけてきたから、受けてたったるわ!って観に行ったけど、こりゃ完敗。いや、宮世君にじゃなくてエリーに。彼女を待ち受ける色々なアレコレを妄想すると…非常にえろい。生半可な心持ちで観ると死ぬぜ。

ただ、鑑賞後、もしや本作は全部主人公の妄想の中の物語では…?という考えがよぎった。
(以下、陰謀論)
というのも、本作、学校生活以外の人間関係が一切描かれていなくて、小関裕太さん以外、登場人物に血縁関係がないのよね。エリーの親すら出てこず、宮世君にいたっては「今日は親いない」と台詞で言わせるし。唯一物語上出てくる親って、例の食中毒の原因の存在。つまりこの映画は、親(血縁)というのは害を与え、消し去りたい存在であるという考えが一貫してる。もしや本作は、親(家庭)に対し何かしらの複雑な感情をもちその呪縛から逃れたい少女がSNSに綴った妄想の物語を描いているのではないだろうか。実際、本編中では、親から授かったはずの主人公の下の名前は明かされないのだ…。
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