恋わずらいのエリーのhirokiのネタバレレビュー・内容・結末

学校一のイケメン近江くんを密かに想い、SNS上で「恋わずらいのエリー」として妄想を繰り広げていたエリーは、ある日近江くんにアカウントを知られてしまい、妄想していたことがバレてしまう。

王道恋愛少女漫画。とにかくビジュアルが良い。映像の大半が至近距離で近江くんとエリーの顔が映し出されているような感覚だったが、全く飽きないし、むしろいつまでも見ていたいほど美しかった。

全編を通して、エリーの妄想のネジの外れ具合と、近江くんの言動に対するエリーのオーバーなリアクションが面白かった。特に、エリーがキュンキュンしてる時と本気な顔をしてる時のギャップが大きくて笑えた。卓球の試合で勝って喜びの雄叫びを上げている時と、近江くんに「クソガキ」という言葉を放った場面が特に好きだった。

リアルな世界に居場所がなかったことで自信をなくしていたエリーの一言によって、些細なすれ違いを起こしてしまう場面があったが、改めて人ってみんなそれぞれ違くて、完璧な人なんて存在しないんだなと思わされた。欠けているところがあるからこそ補い合える。

キュンキュンというよりかは、ドキドキするシーンが多かったので、気恥ずかしさもかなり感じた映画だった。メインキャストの2人が本当に美男美女で、それが見られただけでも観に行った価値があったと思える。ハッピーな気持ちになれる映画だった。