yeti

またヴィンセントは襲われるのyetiのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「普通の人間なのに眼が合えば凶暴化して襲ってくる」という
ありそうでなかったドシンプルな設定のフランス映画

予告編を観て面白そうだなと感じたので観に行くことに
正直な感想、序盤から中盤はすごく良かった
とにかく眼が合えば全員襲ってくるわけではなくて、襲ってくる人間がごくごくたまにいる、てとこから、徐々にその確率が上がっていって、その理由もわからないんだけど、どうやら世界中でそういった事件が起きているらしいということも判明してくる

このシンプルな設定だけど眼が合った相手が襲ってくるかもって雰囲気醸し出し始めるところが怖い、偶然横に来たホームレス(元大学教授)があんた人と眼を合わせないようにしてるだろ、おれもだ、襲われないように犬を飼うといいと助言してくれる、このあたりのどこか終末感漂う雰囲気はすごくよかったがそこからの展開は少し退屈なものになってくる

たまたま出会ったウエイトレスと恋に落ちるありきたりな展開
まあそいう要素があったほうが盛り上がるだろうけど
眼が合ったら攻撃される危険があるのに、実際攻撃も二回ほどされているのに、わりと、え、さっきからチラチラ眼合わせてない?大丈夫?ってシーンが多々あって気になった。


序盤からのアイデア、シナリオがいいだけに途中から少し失速感は否めない
まあそこからの展開は難しいんだろうけどそうきたか~って展開が欲しかったかな、終盤はどこか既視感のある展開が続いてアイデアが良いだけにちょっともったいなく感じた。
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