かくがね

またヴィンセントは襲われるのかくがねのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

目があったら襲われるという設定なので、人と対面で話しているシーンは終始緊張感があり、目があったか否かのハラハラ感があります。
ただ、襲われる条件と襲われなくなる条件が、都合よく甘くなったり厳しくなったりするので一貫性がないです。
「これ目あってるよね?」「え、これでダメなの?」みたいなのがよくあります。

何故目があうと襲われるのかの説明がないのは「そういうものだから」としても、この現象から解放された理由やどんどんその現象が広がっていく理由の説明もなく、流石に雑だなと感じました。
別に不思議なことが絶対に解明されなきゃいけないことはないんですが、冷静に考えてしまう隙があったらそれは通用しない気がしています。
雑といえばヒロインがヴィンセントに惹かれた理由もいまいちよく分からないというか、めちゃくちゃ唐突でした。
なんとなく察せられるけどそれでも急じゃない?みたいな。
殺してしまった男性をその後どうしたのかとか、そもそも事件にならないのかとか、お父さんはどうしたのかなど、引っかかるところが多い映画でした。

個人的には、序盤で在宅勤務になるんだからリモートで目があったらどうなるのかとか、もっとたくさん目のあわせ方大喜利や、理不尽な目にあうところを見たかったです。
ショッピングモールで大人数に追われるヴィンセントのシーンはゾンビ映画さながらで好きでした。
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