こっふん

またヴィンセントは襲われるのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 134本目

・不条理と意味不明は似て非なるもの。
・会社で暴行を受けた後、まるでヴィンセントに非があるような無責任な対応。被害を訴えても、訴えた側に問題があるような受け取り方をされることってあるな。
・大きなテーマとしてはSNSでの誹謗中傷・炎上、暴力自体の理不尽さなんかなと個人的には感じた。
・SNSの炎上は、叩いていた側が叩かれる側に回ることもある。また、思いもよらないところから突然矢が飛んでくることもあり、一度発信してしまえば、もう自分ではコントロールできない恐ろしさがあると思う。その思ってもいなかった突然の攻撃を表現しているような気がした。
・作中暴力を振るった者は、それを覚えていない。SNSで傷つけたことを、本人は自覚していないことを示している?
・暴力という行為自体の理不尽さ。「町で突然殴られた」みたいな事件をニュースで見かけた時の「なんでそんなことすんの?」というモヤモヤした気持ちをずっと抱いていた。だからこの作品を観て、意味分からんっていう感想もそれはそれで合っているような気もする。
・作中あまりにも謎が多すぎる。なにもかも分からないまま進んで、そのまま終わる。ちょっと不親切じゃないかなと思った。あと目が合ったら襲われる以上の展開がなくて退屈。そもそも自分はゾンビ映画みたいな、ああいうパニック系が得意じゃなかった。
・自分が感じ取ったテーマも正直全然自信ない。難しかったな〜。
こっふん

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