クラユカバと同時公開。（同時上映では無い）世界感を共有する用だが、物語的な繋がりは特にない。個人的にはクラユカバの方が楽しかったが、今作も色々見どころがあった。
この世界特有の炭鉱街。街には数々の採掘跡があり、その地図を描く少年少女の物語が描かれる。地図を描くことに疑問を持たない朴訥な少女カガリ。街を出て地図描きを辞めたい少年ユウヤ。
そして炭鉱街では派閥争いで抗争が勃発する。過去に大きな人災を出したロボット兵器なども発掘され派手なドンパチになる。
独自の和風レトロフューチャーに加え、今作では東映実録ヤクザ映画の様な抗争劇が繰り広げられる。この監督は本当に色んな映画が好きなんだろうなと、想像に難くないわ。
図書館の兄さんのキャラ付けもイマイチ不透明だし、調査に来たという諜報部みたいな女もイマイチ目的が伝わらん。人物描写はやっぱり課題かなぁ。どうしても1時間じゃ描写の甘さは出てくるから仕方ないけど。
次は2時間クラスの長編を期待する。そこで本当の評価が下されるだろうなぁ。
