片腕マシンボーイ

正しいアイコラの作り方の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

正しいアイコラの作り方(2024年製作の映画)
3.8
河原に落ちてる史上最もキレイなエロ本が観れる作品やし、あかりちゃんの可愛らしい口から「いんきんたむし!」聞けるんもたぶん本作だけ!ぺろぺろぺろぺろ

夜中にムラムラしたからばエロ本が落ちているとの噂のある河原にやってきた高校生の三郎、見事にエロ本をゲットし!帰宅途中、ある雑居ビルでご当地アイドルをしている幼馴染のあさひを見かけるぞ、翌朝その雑居ビルで芸能プロダクションの社長が不審死していたとのニュースに三郎の心はざわつく、あさひは昨日何をしていたんや?

……って話、なんやがこれはまぢ序盤のちょろっと、話は二転三転四転五転くらいして、ミステリー風に始まったのに、7割くらいはミステリーちゃうかったわ
うん、これはねあかりちゃん出てんのもあったが、監督の前作「階段下は××する場所である」が荒削りながら非常に好感持てる作品であったからばね、ああ!あの監督の新作かぁ、って喜び勇んで観に行ったのよ
ひゃー!荒削り具合に磨きがかかって脚本にはツッコミどころ満載な上に、低レベルなシモネタも満載で、挙句2時間オーバーっつ〜長尺!決してクオリティ高い作品ではないと思うんやが、なんやかんや最後まで観た感想としては、良い時間やった気がするぅ、なったからばね……神谷監督には洗練とかされんとこのまま冬の日本海のような荒々しい青春モノを撮っていって欲しいねぇ!
まぁあまりにクセつよな作品なんで、こんなもん金払えるクオリティちゃうわ!なんて御立腹する人もいそうやからば、そういう人はドラマの劇場版みたいなクセ弱ソツ無しミステリーとか見た方が良いと思う、ただこの他の監督作品では見たことない独特な世界観はクセになる人も少なくは無い、と信じたいね!

まぁ、一応はミステリーやし、消えたヒロインの謎とかも意外過ぎてアッと言わされるからば、ストーリーに関してはあまり触れないが、物語が散々転がった末にこのタイトルの意味が明らかになった時には妙なホッコリがあったし、おじいちゃんゴリ押しのマツケン花笠や、三郎が小学生の時に仲良くなったおデブちゃんの可愛さにはおそれいったし、まぁ見どころ満載、観ている途中は展開の荒っぽさにこのシークエンス要るんか?とは思うが、終わって考えると無駄の無い作品で2時間オーバーも納得よ

そして何より……本作でもその魅力が爆発する高石あかりよ!ぺろぺろぺろぺろ
まぁ本作のメインヒロインは三郎の幼馴染のご当地アイドルあさひやと思うんやが、あかりちゃん演じるのは三郎に猛烈アタックを繰り返すあさひの後輩の剱さん、第2のヒロインでして、これがまた初登場シーンの強烈ビジュアルからして度肝を抜かれたし、そのキャピキャピしたキャラの可愛さ!いや〜無敵感が凄いね!真あかり無双やね!なんなら高石あかりベストアクト説もこれはあるよね
うむ、三郎、あさひ、剱さん、メイン3人の関係性が非常に尊く、くぅ……三郎め!なれるん必至な素晴らしき青春ミステリーやったぞ!

まぁ本作を皆にも好きになって欲しい思うのと併せて、監督の作風と共に、ネット上でいくらでもエロを漁れるこの時代にも河原でエロ本探す文化は変わらないで欲しいもんやねぇ、なりましたね!ぺろぺろ