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家さえあれば ~貧困と居住支援~のAOIのレビュー・感想・評価

3.5
【TBSドキュメンタリー映画祭2024】
大阪・西成で生活困窮者に向けた居住支援を続ける坂本さんに2年間密着したドキュメンタリー。

前半は
ギャンブルで失敗した人や、窃盗で捕まってた人などが登場。
そんな人たちにも住む家を与え、生活保護を申請するまで食料や生活必需品まで与える。
という見え方になってしまっている。
実際は、彼らにもギャンブルや窃盗に至るまでの背景があるはずであり、ナレーションでは説明はしてくれるが、説明不足。
表面だけを切り取っているように見え、ドキュメンタリーとしての役割が果たされていない。

しかし後半では20歳の生活困窮者が登場。
彼への深堀りは見事で、ドキュメンタリーとしての役割がしっかり果たされている。
さらに前半で登場した窃盗犯の生活困窮者が夜逃げする場面では、キレイごとだけではない世界も見せてくれるのは素晴らしい。

生活保護受給者への理解を深めていきたいですね。


ブログ⬇
『家さえあれば ~貧困と居住支援~』(2024年) 【ネタバレなし映画紹介】
https://movie.moo.jp/2024/03/23/%e3%80%8e%e5%ae%b6%e3%81%95%e3%81%88%e3%81%82%e3%82%8c%e3%81%b0-%ef%bd%9e%e8%b2%a7%e5%9b%b0%e3%81%a8%e5%b1%85%e4%bd%8f%e6%94%af%e6%8f%b4%ef%bd%9e%e3%80%8f2024%e5%b9%b4%e3%80%80%e3%80%90%e3%83%8d/
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