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ジョン・レノン 失われた週末のmatsuomidnightのレビュー・感想・評価

3.8
メイ・パン側から描かれたジョンの「失われた週末」期のドキュメンタリー。時間をかけてとても丁寧に描かれており、初めて聞く新発見もたくさんある、とても興味深い作品になっている。

ここでのオノ・ヨーコはジョンのプロデューサー的な存在というか、フィクサー的に描かれており、それが事実だとすれば、ビートルズやジョン・レノンの歴史に大幅な修正が加わることになる。メイ・パンとしてはずっと言いたかった事がようやく言えたという事だろう。

歴史はいつも勝者側から描かれるが、一方的な描写にはどうしても恣意性がつきまとうのは言うまでも無い。

しかしこの時期が、ジョン・レノンのソロ活動期として最もクリエイティブな時期だったという主張には「そう、確かに!」と膝を打った。我々は今まで、かのフィクサーにイメージ操作されて来たのかな?
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