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ジョン・レノン 失われた週末のICHIのレビュー・感想・評価

3.3
思うに「ボヘミアンラプソディー」が大ヒットした影響で、過去の人気ミュージシャンや俳優の伝記的映画やドキュメンタリー映画がやたらと公開される昨今で、ビートルズ物で彼らがインドに行った時のドキュメンタリーの「ミーティングザビートルズ,インインド」とか酷くて金返せ的な作品が蔓延り、この作品もジョンレノンのカリスマ性に寄っ掛かったクズ映画かもしれないと言う不安を抱えつつ見たけど、まあ、悪くなかったかな、と。ジョンがどんなに酷いことをしてもいい曲作ったんだから許される、倫理的には許されないかもしれないけど、世俗的な倫理より芸術の美しさの方が価値があるという価値観も否定できない。この映画もジョンは糾弾されずヨーコが悪女として告発される。誰が善人で誰が悪人かは藪の中で、この作品もメイパンという女性の視点から全てが語られる1つのある物語となっている。
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