クライショウ

トラペジウムのクライショウのレビュー・感想・評価

トラペジウム(2024年製作の映画)
2.0
申し訳ありませんがダメダメでした。
描きたい物がわからなくはないですが、どれもこれも描写が浅く、何も伝わりませんでした。
以下は細かい感想です。


僕は原作未読、アイドルアニメはテレビアニメを数本、劇場アニメはほとんど観ない洋画好きのおっさんです。原作者高山さんについてはアイドルグループ所属時はそれなりにファンだったつもりです(在宅だけど)。

感想としてはストーリーのあらすじをなぞっているだけの空虚な作品に感じました。
説明台詞や極端な表情の変化が多い割には、各人物の性格や友情、行動の動機や現在の感情が見えづらく、ゴールが見えない物語でした。90分程度と短い映画ですが、気持ちが乗れるシーンが無く、とても長い映画に感じました。

高山さんの(誇張を多分に混ぜた)自伝ならそれはそれで興味ありますし、アイドルを描いた話ならそれはそれで興味深いのですが、イマイチどこにも振り切れてない印象です。

アイドルと学生、青春、思春期、学業、夢、恋愛、嫉妬、挫折、などなど。描きたい物がわからなくはありませんが、どれも掘り下げが浅すぎました。


老人男性の声が不気味だったのでキャストを確認した所、高山さんと西野さんが演じられていたんですね。お遊びにしてもミスキャストだと感じました。

西野さんを使うなら「古賀」でしょ?
高山さんを使うなら母親でしょ。