花火

トラペジウムの花火のネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

「もう思った通りのクズの集まりでした」という、最近観た某映画の台詞がまさしくというか。まず演出がクドい。例えば事務所前で言い争う場面で主人公に使う『めまい』ショットとか、心象表現としての雨とか、どこかで見たような使い古された手法だけに余計に苛立たせる。あと文化祭の出し物で主人公がアイドルになるという約束を交わす相手が車椅子の少女というのもめちゃくちゃコスい(おまけにエピローグに出てこないという物語上の不誠実さ)。時おり挟まれるモノローグも小説の文章そのまま持ってきたみたいな、映画としてのテキストではないよねという(原作未読)。作画そのものは崩れていないにしても、動きはだいぶカクついていたような。これといって印象に残るようなカットも無い。
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