しゃーこ

トラペジウムのしゃーこのネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

先に観た方の感想をふまえて期待値低めで観ました。観た後、一緒に行った友達とあーでもないこーでもないと語ることが尽きなかったので、何も言うことが出てこないような“つまらない”作品ではないです。ただ主人公がエゴのために打算的すぎて、例えばもっと自己開示して自分はアイドルにどうしてもなりたいから期間限定でも良いから協力してって誠実に理解と協力を求めるとか、もっと愛しやすいキャラクターだったら良かったのになと思ってしまった。ひと様の人生の時間を割いてもらうのに、黙って自分のやりたいことのために自分の思い通りにしようとするのは嫌だなー。思い通りにならないとすぐ顔に出るし。に、人間らしい…。ひとりではオーディションに受からなくて、だから魅力的な友達と4人組で、っていうのも分かったし、いざ人目に触れるようになると一番人間的に薄い“ゆう”、嫌なところも、そうじゃないところもあるよって抱きしめてくれるのはお母さんだからだよ。切ないシーンだった。主人公以外のキャラクターは結構好きだったし、絵も音楽も(夜きみと同じ横山克さん!)キレイで素敵だった。海が見える公園(?)で犬の散歩中の女性がいつも練習を見かけてて、いなくなったときも見てる演出とか好きだったな。JO1の木全くんが真司くんの声を演じるので観たんですけど、癖のない自然な、いそうな人の演技をしていて非常に良かったです。
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