チャチャのパパ

トラペジウムのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.3
時間がポッカリ空いて、たまたまちょうど良い時間だったので見た。予告から「まぁ制作が“ボッチザロック”の会社だし、ソコソコなんだろう」とは思っていたが、意外にも良くまとまってはいた。

「高校生の女子4人がアイドルを目指す!」青春ストーリー。女子高生4人だとどうしたって「よりもい」を想起させられるが、あっちはに南極」こちらは「アイドル」。どっちの方が大変なんだろ?

そもそもアイドル志望なのは主人公の東ゆうだけで、他の3人はゆうの“計画”に乗せられた格好。だから、くるみから破城するのは誰の目にも明らかなのだが、なでだろ?くるみちゃん以外に感情移入出来ない。特にゆうの振る舞いはなぁ・・・

「よりもい」の報瀬は明確な動機と熱量があって、それがラストのあれで涙腺崩壊させらるのだが、ゆうの動機がいまいち分からない。「アイドルになりたい」のは何で?そこがボヤけてて、熱も感じられないので、結局、3人は「辞められて良かったね!」

最後は何となく良い話には収まっているのだが、やはりゆうの動機と行動にモヤるのだ。
決して悪い作品とは思わないが、やはり「よりもい」と比較してしまうと・・・