足立んこ

トラペジウムの足立んこのネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

アニメ映画は高確率で入場特典があるから嬉しい
「空に答えを求めることはあるけれど
今の私はね、そうしてる時も笑ってるんだ。」

予告のイメージとは違い、夢を追うことを美化せずに泥臭く描いているところが好印象だった
高い目標ほど狂気的な執念が必要なわけで、ゆうの露悪的な描写はむしろアイドル界の裏側に現実味を生んだし、彼女が本気で夢を実現させようとする姿勢、潰えそうになっても踏みとどまるその芯の強さは本物で、主人公として非常に魅力的な人物である
過ぎていく電車にも構わず電話越しに深々と頭を下げるシーンには感動を覚えた

4人が同じ道に進むことは不可能だったが、それぞれの人生を歩み再び一堂に会したとき、彼女らは誰よりも深く繋がれていただろう

尺の短さゆえ微妙な点もあるにはあるが、夢を語る作品としては良くできたものだと思う
成功体験がほとんどない自分には羨ましく思えるほどに
若い時ってバカやりがち、今のうちにいっぱいバカなことしておかなきゃ
足立んこ

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