このレビューはネタバレを含みます
Clover Works制作の最新映画ということで期待を膨らませて観に行きました。
まずは全体的にアニメーションが良い。
オープニングから始まりライブシーンなどの目玉シーンはもちろん、何気ないシーンの動作の細かさがたまらない。
キャラデザもめちゃくちゃいい。
全員かわいいし、制服がいい。
ストーリーは結構斬新な展開。
序盤からあった主人公への違和感や節々に現れる関係性の歪さが崩壊するまでの過程がうまかった。
乃木坂のメンバーが原作者というだけあり、
現実のアイドルの厳しさを物語っているようだった。
それでもやっぱりアイドルを諦められない主人公に人間性はクズだけど憎めない部分があり、
引き込まれた。
他のメンバーもアイドルにはなりきれなかったけど、その過程で自分のやりたいこと大切なものを見つけていく様がよかったと思う。
理解し難い人もいるだろうけど打算的な関係性の中、友情も確かに芽生えていった。それほど共に歩んできたし理屈では割り切れない関係になれたのかなって思う。
演出も良かったと思う。
メンバーが崩壊していく様子を天候で表現している。
メンバーが増えるごとに指を折っていくところもアニメらしくて好き。
一ついうならもっと最後の尺が長ければめちゃくちゃ人気になったかもしれない。
