Jimmy

戦慄の七日間のJimmyのレビュー・感想・評価

戦慄の七日間(1950年製作の映画)
4.5
ドキュメンタリー・タッチでタイトル通り「戦慄の七日間」が描かれた極上のサスペンス映画✨

刻々と迫るロンドンの破滅期限をリアルな映像として表現するためか、有名俳優は起用せず、一般市民(と思われる)も巻き込んでのモブシーンは見事‼️
ロンドン爆破が迫る中、無人となったロンドンの街は不気味であり、それを捉えたギルバート・テイラー撮影監督の手腕が冴えている。
監督は、ブールディング兄弟(ロイ&ジョン・ブールディング)🎥

物語は、首相邸に手紙が舞い込む場面から始まる。
その中に、核兵器研究所のウィリントン教授から「自分は兵器開発のための研究をしているが、イギリス政府が核兵器の製造中止しなければ、新開発したUR12爆弾を次の日曜日(一週間後)にロンドンで爆発させる」という手紙が届き、ウィリントン教授が核爆弾を持ち去ったことが判明。
スコットランドヤードのフォランド警視は、教授を探すために警察・軍隊などを総動員するが、一日一日と時間が過ぎて行き……というもの。

これを「火曜日」・「水曜日」……と【時系列のニュース風映像】で描いていくあたりも、時限性のあるドラマを盛り上げる。

見事な傑作サスペンス映画😎✨
Jimmy

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