クリムゾンキング

戦慄の七日間のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

戦慄の七日間(1950年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

新型核兵器開発に携わっていた原子力科学者が「これじゃいかん!」と、首相に兵器開発中止を申し入れ「聞き入れなかったら1週間後にロンドンで爆発させっから!」と脅迫し、博士と政府の睨み合いが始まる。

始まりは月曜日。そして1日ごとに話が少しずつ進む。

劇伴も必要以上に挿入されておらず、冒頭のスコットランドヤードでのやり取りなどドキュメンタリータッチ。

そして後半のロンドン市民が疎開し1人もいなくなった街並みはある種の見どころ。

全体的に重苦しい話なのだけど、中盤から出てくる、衣装屋で出会って人質にされてしまったおばちゃんのコミカルなキャラクターが清涼剤となっていて良かったし、ラストもあっけらかんとしながら家に帰っていくシーンがちょっとコミカルで作品の暗さを和らげていて良かった。