悪魔のシスター デジタルリマスター版の地底獣国のネタバレレビュー・内容・結末

ネタバレせずに本作の話するのは自分には無理。更に他の作品についても言及してるんでそのおつもりで。


のっけからバーナード・ハーマンの曲がうるさいうるさい(笑)自作に彼を起用できてよっぽど嬉しかったんやろうなデ・パルマ(のちにインタビューに答えて曰く、ハーマンは現場では怖い人だったらしい)。

今となっては最早見慣れたような話ではあるが、「サイコ」の変奏と言えるプロットをはじめ様々なヒッチコックオマージュを盛り込んでおり、デ・パルマが嬉々として取り組んでいるのが伝わって妙に微笑ましくなってくる。

でもって本作がF・へ◯◯◯ッ◯ーのアレとかJ・◯ンの悪性とかに影響を与えたのかと思うと感慨深くもあるし、言うたら悲劇のストーリーなのに最後の最後、ギャグをぶっ込んでくるというのもなかなかお目にかかれない代物で、終始ニヤニヤが止まらなかった一本。