ブライアン・デ・パルマの初期作品。
見る機会があってよかった。
出だしから突拍子もないシチュエーション。一体何が始まるんだ⁉︎とワクワク。
マーゴット・キダーの甘ったるい感じもなかなか意外で、つかみどころがないまま話がどんどん進む。
結合双生児の話と聞いて、なんとなくオカルトチックなストーリーを想像していたけど、実際は軽いサイコもの。
血も結構出るけど、一番怖いのはウィリアム・フィンレイの佇まい。翌年公開『ファントム・オブ・パラダイス』も彼のギョロ目ありきだったし、今回のどアップ催眠シーンもかなり不気味。
謎解きは予想がつくし、途中少しもたついて失速するけれど、ちゃんと「ヘンな映画観た♡!」という満足感が得られる作品でした。