kazuuu

Civil War(原題)のkazuuuのネタバレレビュー・内容・結末

Civil War(原題)(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしい映画だ。話の内容としても恐ろしいし、映画の体験としても恐ろしい。
内戦が勃発した近未来のアメリカという設定で、主人公一行は記者団としてワシントンDCへ向かう。映画の観客は、その道中で起こる出来事を自分達も体験するような作りになっている。

戦争という極限状態によって、人間の残虐さ、差別意識等が表面化する。それらがアメリカという国だと、こうなるよね、という表現が恐ろしい。多くのアジア人は、香港出身だと語った登場人物が射殺されるシーンで怒りを感じるはずだ。決して憎しみ合うほどの国際関係ではないはずなのに。

また、映像表現としてのクオリティが高い。IMAXで観たのだが、まるで自分がその場に放り込まれたかのような画面と音の臨場感であり、この表現力は凄まじいと感じた。モノクロの写真で画面を切り取るシーンも、個人的には良かった。
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