今週公開の韓国映画は、『ビニールハウス』と本作という非常に社会派の、それも告発するタイプの作品です。
クレジットにはフィクションとは出てきますが、基になった事件はあるようです。
似たような作品に『トガニ』などもあり、韓国映画の社会告発系の映画は、一つのジャンルのようにもなっています。
スポーツ界のセクハラとパワハラ問題を協会内での政治やマスコミとの癒着など描かれます。
最悪は起こるタイプの映画でもあるため、こうなってほしくない、と劇中で思うことはたいてい起こります。
そのあたりのリアリティは恐ろしいものがあり、被害者が追い詰められていく、おかしな構造あぶり出されていきます。
トラウマをフラッシュバックさせられるようなシーンや展開もあるので、要注意な作品でもあります。
ズシンと来る作品ですね。
