"悪い子リスト"に入れられてプレゼントをもらえなかった子供達が北極にいるサンタから奪われたクリスマスを取り戻すため自分達のプレゼントを盗もうと奔走しようとする。導入はプレゼントを貰えないというネガの内容だが、そもそも世界観の多幸感が凄くて、絶望感がない。Ｄｉｓｎｅｙ+にて昨日から独占配信され二日前にレビューした『グレッグのダメ日記 どうかしてるよ！(２０２３年)』同様に今年のDプラが贈るホリデーもの案件。最近ではサンタにプレゼントを貰えないのは悪い子リストに掲載されてるから？というのが定説なんでしょうか。子供達の画策する作戦やそもそも楽しんでる感じが伝わり結果オールオッケーな雰囲気で良くも悪くも作風の力付く感が、ある。北極へ行くまでの助走がやや間延びしたり、作戦を実行に移す過程で緊張感が正直切れてしまうのだが、子供達の胸が高鳴る高揚感や一歩外の世界へと足を踏み出すモーションを忠実に描写したホリデー作品だと思う。
