きょん

RHEINGOLD ラインゴールドのきょんのネタバレレビュー・内容・結末

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

少し長かったけれど、濃密なお話だった。

もっとラップ部分が長いのかと思っていたけれどそうでもなかった。そしてクルド人とのことで「マイスモールランド」(2022年、日本)を思い出した。

ジワ(エミリオ・ザクラヤ)の複雑な生い立ち、初めての記憶は刑務所で、イスラム革命に巻き込まれ、ドイツのボンに亡命できたものの、父が家にお金を入れないので悪いことしてお金を稼ぎ、ボコボコにされた恨みを払うためケンカボクシングを習い、父は愛人を作って出て行く。

ジワの母は、お嬢様だったのに色々な苦労を重ね、けれども強くて賢い人。モナ・ピルザダがお見事に演じていた。妊婦ながらに先生&戦闘員で爆撃に見舞われる中、出産Σ(゚д゚lll)凄まじかった。その後捕まって拷問も。お父さん役のカルド・ラザーディも音楽の才能はあるも人間としてダメダメな男を体現していた。

次から次へとピンチが訪れる。結局は刑務所に入るとはいえ、それさえもただでは起きない。ラッパーとして売れっ子になるまでのお話はすごいとしか言いようがない。これが実話が基なのだからびっくりする。

座席の具合かおしりが途中から痛くなってゴソゴソしてしまってすみませんでした。
きょん

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