ドイツのラッパー・Xatar(カター)の半生を描いたお話。
めちゃくちゃ面白かったです。
正直、作品を見るまでXatarのことすら知らなかったのですが、こんなに楽しめるとは思いませんでした。
まさに破天荒。
親の離婚をきっかけにどんどん悪い方向へ進んでいくカター。堕ちても家族のことは忘れず、何かあれば自分が犠牲になる姿勢は好感が持てました。
正直、父親に対してあまりいい印象はありませんでしたが、それでも自身の楽曲にクラシックエッセンスを取り込んでるのはやはりリスペクトがあったからなのか?
情勢が不安定な時に生まれ、それでも生きるために自分の歩むべき人生を切り開く様は本当にかっこいい。それを凌駕する、母親の精神的な強さにも脱帽。
期待値を予想以上に上回るサクセスストーリー、オススメです!
あと、売春婦のエヴァも報われて良かったって思いました。