そうか、これは「ラインの黄金」。
イラン・クルド系音楽家の両親の下に生まれたものの、イラン革命でイラク領に逃れ赤十字の助けを借りてヨーロッパに難民として渡る…。そんな実在する人物のサクセス（！）ストーリーでクライム映画で難民映画で、しかもはちゃめちゃなエンタメに仕上げているファティ・アキン監督作。
字幕が吉川美奈子さんでおぉとなる。多言語もさることながらスラング多そうやった…。
昔ヤンチャだったけど今は社会的責任のある大人になりました系ドキュメントに間違えられそうだが、生きることに必死なのは難民者たちの方がずっと困難なんだろうなとしか。金強奪etcの犯罪はあるし迷惑被った人も多数なれど、抵抗感はさほど感じない。（ひとによる）
ブラーな親友たちのひとり、主要氏族の家庭出身のミランの立ち位置がクルド人を知る上で参考になったかも。
