片腕マシンボーイ

水深ゼロメートルからの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)
2.3
「アルプススタンドのはしの方」に続く高校演劇実写映画化シリーズ第2弾を山下敦弘が監督っつ〜ことで期待値高めの作品でしたが……端的に言って「アルプススタンドのはしの方」の劣化版やったね

水泳の授業をサボったからばプール掃除の補習にかりだされたぞ!って話

なんだろうなぁ……なんか御託はいろいろと並べてるんやけど結局何も残らないっつ〜か
どうでもいいけどさ、ギャル、お前まぢ掃除すっか帰るかせぇよ、なんもせんと文句だけ垂れ流してそこに居んのが1番ウザいかんな!
以上の感想ないでしょ?

ってかそもそも砂が野球部のせいで飛んでくるから掃除しても意味が無い!とかいう前に、改修工事直前に掃除させられてるとかますます意味がわからなくて、体罰的なことなん?なったし、教師もギャルの挑発に簡単に乗りすぎな、まぢ昭和のドラマに出てくる熱血教師ちゃうんやからばそんな真正面からぶつかり合っていたら体がもたんでぇ

意味が無いといえば、水泳部の子や阿波踊りの子の内に抱えているものと、一軍ギャルの性差感も全く噛み合っておらず、結局ギャルがその他をブス呼ばわりするだけのその議論に何の価値があんのかもイマイチわからなかったし、JKナメんなって何?JKがナメられてるんじゃなくて文句だらけの君がナメられてんのよ……としか思えんかったんよ
挙句にその討論も落とし所を見失いティーンの心の中に鎮座するモヤモヤをヌルッと撮るのみに終わったんやが、話に取り留めのない女子高生達が作り上げた高校演劇なら高校生らしい会話劇として成り立つかもしらんが、だったら大人がいっちょ噛みして商業映画にまでする意味があったのかは謎?

でもね、マシンボーイ的には水泳部の女の子はなんか好きなキャラやったからなんとか最後まで観きれたのよ、成長して男女に体格差ができてきてどれだけ頑張ってきても男子に勝てんくなって悔しいんよ!っつ〜苦々しい想いを抱えていながらも、私は絶対に負けないかんな!っつ〜青臭い清々しさにホロっとしたし、この子がこの1年後に怒涛の成長を遂げインターハイのスタート台に上がっている姿が目に浮かんだのよぉ……ぺろぺろぺろぺろ(加点+0.3)


そいえばポスターとかのビジュアル撮影は根矢さんらしいな!まぢそちらは100点なんにぃ……