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DOORのturuのレビュー・感想・評価

DOOR(1988年製作の映画)
3.6
「死霊の罠」と並んでこちらも日本初の本格スプラッター作品と銘打っていたそうですが、スプラッタ具合は意外と少なめでした。その分男のキモさが増し増しで堤大二郎といえど本当にキモかったです。
序盤の親子三人での他愛もない会話がいい塩梅でくだけてて好きでした。

堤大二郎に目をつけられて以降の、マンションの管理人とか男全般の声が妙にこもって聞こえる演出が男性への嫌悪感を引き出してて素晴らしい。
堤大二郎が別の男からのイタズラ電話に「あんた寂しいんだな」と返すところや、高橋恵子(美しい!)がチェーンソーに対抗して台所用具で応戦するのが可愛いくて面白ポイントでした。

「死霊の罠」と比べるとこちらの方が女性目線からもスカッとして好きですが、どちらも観ておいて損はないディレクターズカンパニーの貴重な作品だと思います。
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