1980年代の音楽シーンに変革をもたらしたアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」が1983年に行った伝説のライブを記録したドキュメンタリー。
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミが監督。
『アメリカン・ユートピア』は鑑賞済み。
とはいえ、トーキング・ヘッズは聴いてないですし、音楽的素養もありません。
日常的に音楽も聴かないし、ましてやライブなんて…。
ライブ映画の決定版と言われる程の作品ってどんなもの?といった興味と、家では絶対観ないと思い鑑賞。
どうせならより音のいいIMAXで。
結果、圧倒されました!
まさにSTOP MAKING SENSE!
Don't think! feeeeel!
最後まで飽きること無く堪能。
正直、『アメリカン・ユートピア』よりも良かった。
コンサートの演出も面白く、徐々にメンバーが増えていく為、演奏中にスタッフさんがドラムセットを乗せた舞台を舞台袖から引っ張り出してきたりで、大変そう💦
コーラスのお姉さん2人とベースのお姉さんが楽しそうでカッコよい。
途中ではトムトムクラブの演奏もあり、「ドリフのコントで志村けんが使ってた曲のバンドやん。」って思い出に浸る所も。
んで、曲もカワイイ。
『アメリカン・ユートピア』はブラスバンド的な印象でしたが、こちらはバンドサウンド。
個人的には今作のが好み。
当時では新しいシンセサイザーやエフェクターとコンガやボンゴといったラテンのパーカッションとの組み合わせ。ジェームズブラウン的ファンクな感じもあり。
デヴィッド・バーンの歌唱もサビ以外はポエトリーリーディングな印象。
ダンスもヘンテコ。
やはり捉え所がない。
でも、バンドとして圧倒的にカッコイイ!
頭かしこい人が難しい考えのもと、何か分からないが不思議でかっこいいことやってたんな。
んで、『ストップ・メイキング・センス』って。
かっけえなぁ。
バンドとしてやりたい事がやれていてキャリア絶頂、ファンにも受け入れられていて最高な時期の超ハッピーな一瞬を見事に切り取っている映画。
映画館で観て良かった。
大満足です。