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ゴジラ-1.0/Cのmoonのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)
4.0
1月12日 観てきました!

ストーリーに関しては オリジナルと同じなのだが、モノクロという事で何が変わって見えるのだろう…と思いながら観た。

1954年版のオマージュとしても良かったが、モノクロで引き立ったのは、ゴジラの怖さと 人物の表情だった気がする。
カラーだと人物の背景にも目が行きがちなのが、モノクロにする事で人物の表情がグッと浮き上がって見えたのが良かった。内面の感情がカラー版より伝わった気がする。

ゴジラの 背中の突起が尾から順に光りながら隆起して行く様はカラーだと青白く不気味で 好きな演出。観る前はここの演出は「ランブルフィッシュ」(モノクロだけど魚のみ赤)のようだと良いな…と期待してたが、モノクロでは これ以上無い程の白い輝きを放っていて、迫力は十分だった!
カラーでも、元々黒々とした体表なゴジラが、モノクロだと更に圧迫感、威圧感が増してリアル感が有った。

でも、やはり 私はカラーが好きかな…
というか、カラー版を知っていると あそこはこういう色だとか、雑念が入ってしまうので…(笑)💦

このゴジラは4度目の鑑賞
そして、今まで?と思う所が幾つかあったのだけれど、ひとつは海神作戦の所。
4隻の駆逐艦?の内2隻は最初にゴジラに壊滅される。
あの駆逐艦の中の人々は死んだのか?今度は誰も死者を出さないということだったはず…とモヤモヤしたのだが、今回観て、あの2隻は無人?の囮だった?のが分かったのだが、その方法がよく理解出来なかった💦。当時はリモコンも無いわけだし…

とはいえ、「ワダツミ作戦を開始する!」との号令の後に流れる『ゴジラのテーマ 』やっぱりカッコ良すぎる‼️何度観ても鳥肌が!
指揮官役の田中美央さんも試写を観てそのシーン感動されたそうだ。

今(1月12日現在)日本で52億〜、世界では合計約140億円の興行収入を上げているそうだ。素晴らしい‼️
こうして、モノクロとカラーが同じ映画館で交互に上映され観ることが出来るなんて!!今まで無かったことでは?
アカデミー賞…期待してイイかな?

山崎監督が好き(松本が出て来る)だと仰った「三大怪獣 地球最大の決戦」を観てみた。コチラのゴジラは 怖くなく、コミカル(笑)。物語は金星人とか、ザ・ピーナッツの小美人とか出て来て、ゴジラ、ラドン、モスラがキングギドラと戦うというもの。キングギドラが黒部ダムの近くから出て来て松本城を壊して行った。当時の松本の街も映っていて、貴重だった。

そのDVDの特典映像のメイキング(11分)がとても興味深かった!!
映画の中身より面白かった!
ゴジラに壊されるミニチュアの家々を手作りしていたのが、なんと!撮影所の近隣の主婦達‼️ダンボールで作られた屋根瓦をひとつひとつ丁寧に貼り付けている姿に驚愕!!皆さん白い割烹着を着て、内職のように和気あいあいと作っていらした!
今では考えられない事だが、ゴジラ映画撮影で使われた着ぐるみをその俳優さんがそのまま着て、イベントに登場している映像もあった。
1964年頃の映像だが…この特撮映画の歴史として非常に面白かった!
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