mさん

ゴジラ-1.0/Cのmさんのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

カラー版よりも好き。

ネガとしては
色彩が失われたことによって
紀子の部屋にあった赤塗りの小道具や
そう言った復興への豊かさの
グラデーションを感じにくくなったこと。

ただそれを補うほどの
ゴジラの存在感があった。

色情報がなくなることで、
実写の部分とゴジラというフル
CGのフィッティングがより良くなっていた。元々シンゴジラと比べてもゴジラの実在感があったゴジラだが、モノクロ版でさらにそれが強化された。

あと銀座の原爆のようなシーンも断然こっちの方が怖かった。それはモノクロになることによって、僕たちが歴史の授業などで観た実際の原爆のモノクロ写真や映像に近い状態になっていたから。あの頃見た本物の写真が今目の前に広がっている気がしてめちゃめちゃ怖かった。

アメリカのマッカーサーのシーンなどは
カラー版でも白黒だったが、
あれと同じレベルに本当にこの爆弾があったんだと思わされた。白黒ってすごいと思った。

あと今回初めて思ったけど
続編やる感アリアリなのはちょっと
辟易としてしまう。
mさん

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