沙那王

ゴジラ-1.0/Cの沙那王のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)
4.5
雰囲気が出て良い✨
画像の解析度が高すぎて、地肌とメイク肌の違いが見えちゃうとか、廃材にバリがないとか、布がキレイとか分かっちゃう。
でも、伝えたいことは『生きてるだけでいい!』
そこがブレてない。

典子が姿勢良く、事務の仕事に就けた背景と、和服の澄子の子供を抱く姿の違い。
育ちが、これだけ違うのを視覚で伝える。

私の父の父が長崎で被爆してる。土地が死んだ写真も見たし、徐々に山の木が成長していく写真も見た。直に見た長崎は、緑豊かだった。

海が、あれだけ被爆しちゃったら、どうすんのかな。

戦艦が旋回しながら大砲を撃って少し沈むとか、電車や船がパッカーンて投げられて落ちるとか、
あー。重力には逆らえんなー。
描きかたカッコいいなー。って。
大雪海のカイナは重力無視だったから、やっぱり ちゃんとした視覚効果の描写だと胸にグッと来る。セリフは少なくても伝わる。

蔵之介の演技がクサイのは前からだし、ああやって自分を奮い立たせなきゃ目前の出来事に対峙できない人って、実在すると思う。

山田君、ゴーカイブルー以外はアホキャラ多い気もするけど、作品が深刻になりすぎなくて良い、いい塩梅と思う。

吉岡さん、マッドサイエンティストw

『敷島ぁー!』もう耳が超熟だわw

マイナスカラーで見て良かった。
ゴジラのデカさ、怖さ、皮膚の硬さ、白黒だったからこそ強烈に感じることが出来た。
沙那王

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