痛々しくそれでもあまりに破壊的で美しすぎる。
確かにエイダが置かれた状況は全幅のシンパシーを抱くものではないが、一人の女性として生きる様は我々の感情を増幅させる。
時代性を踏まえれば、不倫であるが…
波が時化るニュージーランドの海に一艇のボートがようやく上陸する。母子は微妙な海の匂いと長旅の疲れに足元もおぼつかない様子だが、女はピアノの行方だけを見据えている。スコットランドからニュージーランド…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
絶対に泣かない、何も奪わせない
「神の忍耐(笑)」で物言わぬ(はずの)妻を手懐けようとした夫は、あまりの騒音(= 圧倒的な怒りと狡猾さ)に、(都合いい)声を聞い(たことにし)て早々にギブ
コミュ…
この映画は観たことあるはずなんですけど、4Kリマスター版ということでこれを機に映画館で観てみたら予想はしてましたけど初めて観たような感じがしました。
以前に観たのは約30年くらい前に劇場ではなくV…
思い出深い作品。サントラで繰り返し聴いた旋律。
映像、音楽、物語、すべてが強い。あの海と登場人物の視線が忘れられず、30年ぶりにして余韻の力に呆然とする。影響を与えた作品は多いはず。
ホリーもハーヴ…
ピアノの音色や雨の音が主人公の彼女の声。セリフがなくても、動きが僅かであっても、感情が伝わる身振り手振りが素晴らしい
当時のあの立場の女性にとって、自分の意志で結婚相手を選ぶことが自由の象徴となる行…
©1992 Jan Chapman Productions and CIBY 2000