ずっと観たかった作品。
冒頭の指の間からのショット、浜辺のシーン、ですぐにスクリーンに惹きつけられて、間違いなく好きなヤツだと思った。
色調、構図、カメラワークなどに魅せられた。
特にロングショットが印象的。
明らかに今の時代にはそぐわないような際どい展開や描写には賛否ありそうだが、19世紀が舞台の30年以上前の作品なので、自分はそれほど気にならなかった。
また監督が女性である事を踏まえると、当時の価値観や風潮への戒めという意図があるのだろうし、ベインズに対するエイダの変化については、こういう事もあり得るのだろうと思わされた。
ベッドシーンがかなり官能的。
…ていうか、ハーヴェイ・カイテルの体が生々し過ぎる。
これも音楽は納得のマイケル・ナイマン。
自分の中での、ピアノ映画はハズレ無し、が継続中!