Paula

ザ・パイロットのPaulaのレビュー・感想・評価

ザ・パイロット(2021年製作の映画)
2.0
戦争映画は、ジンゴイストのわがままによるプロパガンダ映画の代表と言ってもいいのかもしれない... まして今の御時世、ロシアのウクライナに対する侵攻や攻撃を西側の安穏として見ている人間からするれば、決して見る必要もなく、またロシア製の戦争映画なんてものが、個人的には毛嫌いもしてしまう。だからロシアの戦争映画には評価が厳しくなってしまう... たとえ有名な映画祭で最高の評価を受けたとしても

でも... 映画も後半にある手紙が、主人公ニコライの手荷物の中に妻のオルガが見つける。字幕が英語なので... 何か?

Dear Mom and Dad
I'm doing all right, Dad, I'm performing surgeries on my own now." As a general and a big man in medicine, I hope you're proud to know that. I even took an appendix out. Imagine that, appendicitis happens in war too. Some catch bullets, some catch appendicitis. It's odd. This whole war is a paradox. I've got a wounded pilot here with me. Medically speaking, he should have been dead a while ago. But he's alive. The two of us are here and we're both alive. What's next? I try not to think about that. The two of us are here and we're both alive. "What's next? I try not to think about that. The war does its job and I do mine. Once I'm transferred. I'll send you the new unit ID code. I miss you a lot.
                     Yours, Misha.

前半から中盤にかけて、アクションシーンがすごく卓越していて、しかもスタントマンが爆弾で吹き飛ばされ、人形のように枯れ葉のように吹き飛ばされるシーンでは接写のPOV撮影を越えた...カメラの目の前まで飛ばされぶつかっているのではないかと思えるほど体を張っていた。そして... 何と言っても、人の命が地球よりも重いと言った千三つ政治家よりも命が空気よりも軽く描かれ、ドイツ将校の冷淡さが戦争映画の中でも群を抜いている。それはロシア映画がハリウッドを越えた繊細な自然的なギミックの裏付けがある為に

1970年の映画『Sunflower』
ロシアだけでなく戦争状態の続くウクライナでもロケをされた映画。本作も待つ立場の女性に焦点を当て、生きているのか?という愛する者へのささげる映画にしていただければ失望もしないのに

この映画が一般的に評価が低いのが分かる。それは...
前出の "Dear Mom and Dad " で始まる悲しみを誘う手紙がどれほど愛おしい人が大切なのかが分かるのにラストの10分間だけが映画全体の価値をぶち壊すジンゴイスト的プロパガンダ映画になっている。そんなのロシアの広告搭ピロシキへの忖度よりもありってか?
 
意味不明のコメントの為、失礼します。
Paula

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