片腕マシンボーイ

FPSの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

FPS(2023年製作の映画)
3.7
近年の無双っぷりを思えば……永江二郎監督の新作なら少しくらい遠いイオンシネマしか選択肢無くても観ないワケにはいかんやろ!って観に行ってきたぞ!

あれ?マンションの内見していたはずが……気づけば廃墟みたいな所に閉じ込められていたんやが!アタフタって話

はぁ……ドキドキしたぞぉ、アタフタアタフタ
うん、ホラー映画ってよりもお化け屋敷的なビックリ映画で、タイトルからもわかる通り一人称視点のホラー作品で、オープニングからずっとヒロインの視点を借りていくっつ〜変わった作りの作品になっています、まぁSってつくけどシューティング要素が無いのはご愛嬌
そして、永江監督はここ数年、堀田茜、武田玲奈、恒松祐里、松浦祐也と、名の知れたキャストをヒロインに迎えた作品を撮ってきたワケやが、本作に関してはヒロインはもちろん他のキャストも知らない人ばかり!かなり低予算で制作された作品と思われます……

が、そこはさすが永江監督!安い作りだろうが安定の面白さからのドリフト効かせた急展開、そしてブラックなラスト!本作もなかなか痺れる怪作でしたなぁ!ぺろぺろぺろぺろ
まぁ、肝心の一人称視点に関しては、この状況ならばもっと視線がアタフタならん?あっちこっち気にならん?なったりもしたが、ジャンプスケア演出もわかっちゃいるのにドキドキしたし、突如としてぶっ込まれるバトルシーンもゲラゲラしたぞぉ!
それに素晴らしいのは60分っつ〜潔い上映時間よ!これ以上やと飽きる、っつ〜絶妙な時間配分、永江監督の作品は必要な時間のみに的確にエンタメをブチ込んでくっからば最高なんよ!ダラダラと無駄に長い映画しか撮れない監督が今の世にも溢れてっからねぇ……誰とは言わん

ただ、これやっぱり劇場で観ないと臨場感が保てなさそうな作品よなぁ、まぢ公開館の少なさよ!僻地さよ!できれば劇場鑑賞オススメ〜、頑張って足伸ばして良かった〜