KingKazukiManji

ゆるしのKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

ゆるし(2023年製作の映画)
5.0
初日舞台挨拶で鑑賞させて頂きました。

監督・脚本の平田うららさんが体当たりで主人公を演じていたので、主人公が抱える葛藤と宗教2世の問題の根深さがヒシヒシと伝わりました。

また、監督・脚本の平田うららさんが300人以上の宗教2世の方々に取材をしたり、会話をしたりしていたようなので、細部までリアリティがあり、フィクションとは思えない怖さでした。

170万円程度という低予算映画ではありますが、上記のようにしっかりと作り込まれていて、惹き込まれました。低予算映画ということで多少荒削りな部分はありましたが、それがまた歪な日常というリアリティを生み出していて良かったです。

本作を観て、宗教2世の問題に対しての関心が深まり、考える良いキッカケになったと考えました。
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