この映画に関わったすべてのひとに向けて。
映画というフィールドにこのような題材を持ち込むのであれば、「表現作品」として成立するようにしてほしい。でなければ、いくら内容が正しくとも「陳腐」に伝わってしまう。
それでも、映画のすべてから情熱と努力と苦労が伝わってくる。ただ、それだけでは「若さ」や「作品の未熟さ」を言い訳にした議論になってしまう。
内容自体は社会に伝えていくべき、そして誰もが知り、話しをしていくべき題材だと思うので、それだけが残念に思えた。
しかし、この映画を世に出すために戦ってくれたこの映画に関わるすべての人に感謝したい。
この映画を口火に、この先映画界の誰からも文句を言わせないクオリティの映画が続くことを願って。