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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版のayutakaのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こわれてますね。。
冒頭から。。

敢えて、刑事の過去を説明されてない
所に創り手のトラップがあるように思える。また、ハーベイ・カイテルでないと成功していない。
泣きの演技は「レザボア~」とダブるが
それでもどん詰まりになった悲壮感は
凄まじい。

しかし、この作品の美女率は
目を見張るものがあり、
レイトショーでも眠気は無い。

地上波では放映出来ない内容だから
大人のキリスト映画か?

今が旬の、ドジャースを含めた
野球賭博を時系列に絡めて、
刑事の行く末を描く。

ハーベイカイテルの役は、
「仕事のプロ」として徹したら
これ程心強いことはない。
その逆はこれ。しかもピストル
常備してるし。

ネタバレ❗~




尼僧が乱暴され、
懸賞金が付く程の犯人捜しが始まるが
その金が欲しい刑事は、
尼僧に頼みこむような説得をするが
彼女は「許しました」の一言。

その直後、奇跡のように
犯人の若者二人にたどり着くが
なんと。。
命綱でもある持ち金三万ドルを
渡して街から追い出す。
まさに、名シーンだね。

被害者が許したのだから、
自分が介入することはできない。

彼女の純粋さの前に、
己れの汚れさを痛感したのか?
それが良くわかる泣き顔。

「汚れ」満載の映画にしたから、
尼僧の決断が輝くのだね。。

入社式の後に観せたい作品。
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