前髪メガネ

不死身ラヴァーズの前髪メガネのレビュー・感想・評価

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
4.2
両想いになったら相手は消えて、また別のシチュエーションで彼と再会しての繰り返し🔂なちょっと不思議な恋愛映画。

長谷部りのは幼い頃に出会った甲野じゅんを運命の相手だと信じ、彼のことを忘れらずにいた。中学生になったりのはじゅんと再会を果たし、後輩で陸上選手の彼に思いを伝え続けるが、ついに両思いになった瞬間、彼はこつ然と消えてしまう。しかも彼がこの世に存在しなかったかのように、誰もじゅんのことを覚えていないという。その後もじゅんは、高校の軽音楽部の先輩や車椅子に乗った男性、バイト先の店主など別人となって何度もりのの前に現れ、両思いになると消えるという不思議な現象を繰り返していく。それでも諦めないりのの真っ直ぐな思いは、やがて奇跡を起こす。

公開前なのでかなりネタバレに気をつけて感想を書きます。公開されたら改めてもう少し深ぼって再度上げます!!


試写会にて鑑賞。
予告編で物語のテイストにファンタジー要素が見受けられて、若干期待にブレーキがかかっていましたが本編鑑賞中にブレーキどっかに吹っ飛びました。

りのの直向きで情熱的に甲野くんを好きと言う姿勢がめちゃくちゃ元気貰えるし、かっこいい。

予告編ではちょっと変わったラブコメ?な印象を受けましたが、実際はミステリーの様な雰囲気もありつつ甲野くんと両想いになると消えてしまう事実と向き合いながらどうしたら甲野と好き同士で一緒にいられるか考えていたけど…

マンガが原作で今ネットでも何話か公開されてて若干の設定の変更と終わり方の変更はされていますが原作知らなくても楽しめるので多くの人に観てもらいたい。
大きな変更点として映画だとりのが甲野くんを何度も好きになって甲野くんが消えちゃうけど、
原作のマンガだと甲野くんがりのを何度も好きになって、りのが消えちゃうという主人公の性別変更。
これは時代的に男子が女子を好き好きで追いかけるのが危なっかしいという事と先にキャスティングされた早見愛さんの演じるりのが良かったかららしい。
確かにとても観やすかったし、もし甲野くんがあの熱量でりのを見つけてはすぐに告白し続けるはちょっと怖いかも…w

本作でりのがある曲を弾き語るのですが、個人的にめっちゃそこは印象的だったのでした。しかも吹替とかではなく早見愛さんによる演奏と歌唱だったそうで、世代が違うのにお父さんの影響で普段から十八番で、歌詞が本作との親和性が深く感じられたことから早見愛さんがあの曲を選曲しらしい!
ひゃー!
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