このレビューはネタバレを含みます
命の恩人、「こうのじゅん」を探し求める長谷部りのの、好きになった人が消えてしまうファンタジーな設定が秀逸。びっくりドッキリで終わらず、ちゃんと意味のあるものになっている。
恋の駆け引きやしがらみに囚われず、一心に好きという気持ちの強さを信じ、はっきりと好きと伝える姿には忘れていた感情を思い出させられた。
1日限りの記憶の甲野じゅんと出会い、忘れられるつらさに気づき、また、花森の助言によって、今相手を思う気持ちに磨きがかかり、ステップアップしたりのはまさに不死身。
少し行き過ぎると恥ずかしくなってしまうようなりのの役柄をキャッチャーにバットが当たる勢いだったバレティンさながらのフルスイングで演じ切った見上愛には惚れ惚れ。
駅でのギター演奏やバトミントンからラストシーンまで好き。