わキャ林てつ

不死身ラヴァーズのわキャ林てつのレビュー・感想・評価

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
4.6
・リノの服装が毎回オシャレで好きめっちゃ拘ってるの分かる

・なんで人力車なんだろあそこのエ?具合が【くれなずめ】の最後思い出して笑った、原作読みたい

・この映画が伝えてくれた言葉のほとんどが田中が言っているような気がする救われる

・トークショーで見上さんが言ってた、気持ちを美化してる作業は普段でもしているっていう言葉には納得した

・りのが毎朝迎えに行くシーン、あそこが1番泣いた。相手の存在がいなくなって別の存在に何度も恋をする毎回初めての恋か、存在はそのままだけど自分の存在が消される恋か、どっちが耐えれるんだろーって考える度にリノの強さに胸を打たれてる、今も泣けてくる。

・松居さんの作品は、すごく良い意味で考察以外に感想が出てこない(心に直接働きかけてくるから考えなくていい)のが今までの感想だったけど、今回は思考が巡り巡って色々考える映画だなって感じた。原作の青山さんが作る世界と松居さんの世界がまじで良い違和感となってた気がするまじで好き。

・階段での演奏シーン、見上さんまじで凄すぎて。その歌詞でその抑揚つけるか!ってめっちゃ興奮して


・毎回初恋のように好きを持続させるけど段々と自分の心が弱っていく演技は見上さんがやってくれて本当に良かったと思ってる

・松居さんの映画には何度も救われてきました。僕の人生の岐路に必ず松居作品がありました。くれなずめに魅せられ不意に夕日を見に行った経験は僕の宝物であり、僕が一生追い求めるべき映画の形だと思ってます。今回の不死身ラヴァーズも似たようなものを感じました。今、【好き】という概念の広さに理解をしようとしてたこの時期にこの映画を見られたこと、まじで松居さんさすがすぎます。この映画が教えてくれた事だけで無く、見上さんがトークショーで言ってた観客の皆さんの解釈でこの映画色々な方向に転がっていって(ここゲームキューブのロゴかよって思いました)感じる物もまた得るものがあるんだな、と思います。この言葉がここじゃなく、いつか本人に言えるように頑張ります。