猫とカナリヤの作品情報・感想・評価

『猫とカナリヤ』に投稿された感想・評価

表現主義の黄昏。劇伴も表情もずっと過剰な屋敷ホラーで、殆ど室内劇だが巧みな美術設計と暗すぎる照明全てが心理演出へ還元される。メイクも絶妙にキモい。
背後の本棚が開き、何も気付いてない女性に向かって腕…

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パウル・レニらしい不気味な雰囲気。20年前に亡くなった大富豪の遺言を開けることになり、館に親族が集まるが...光と影の使い方や揺れるカーテンなどの演出が上手いなぁ。コミカルな役割の男がいるところとラ…

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ユニバーサル・ホラーの基礎を築いたと言わるホラー・ミステリー。後に5度リメイクされている。 監督は「裏町の怪老窟」(1924)の国際的ヒットによりドイツからハリウッドに招かれたパウル・レニ(渡米第一…

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既にホラー、スリラーとして完成している。とか言ってる場合ではないぐらい今週仕事忙しすぎて死ぬかと思った。月火有給にしたツケが5倍ぐらいになって返ってきたで。毎日この映画を観ながら寝落ちし、当然次の日…

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河

河の感想・評価

3.8

Wikipediaにはグリフィスの『恐怖の一夜』以降ゴシックホラーがトレンドになっていて、さらにそれに続いて演劇を原作とするホラーコメディ映画が成功し続けていたという背景があって、同じく演劇を原作と…

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horahuki

horahukiの感想・評価

3.7

サイレント期ホラーの重要作!

大富豪の遺産を狙って集まる親族たち。開封された遺言には全財産の受取人として最も遠縁であるアナベルが指定されていた。しかし条件がひとつ。それは「精神状態が健全であること…

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パウル・レニが渡米して撮った第1作。サイレント映画。ユニバーサル。タイトルは遺産に群がる親族をカナリアを狙う猫に例えている。
トップカット、手が画面の埃を払うとタイトルバックが出てくる。本作は「手」…

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一

一の感想・評価

-

ドイツ表現主義とユニバーサル・ホラーを直接結ぶサイレント怪奇ミステリー。ホエール『魔の家』へと連なるダークハウスもののクラシック。冒頭から鮮烈なビジュアルイメージの連発でウットリです。台詞字幕での遊…

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び

びの感想・評価

3.4

ずっと前から観たかったやつをようやく観た。ビデマで配信されてるっぽいけど、2、3年前まで観れなかったよね(違う?)??話自体はまあまあだったけど、屋敷の仕掛けは楽しいし、ベッドに潜り込んで隠れてたら…

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身内から奇人と言われたウェスト氏が莫大な遺産を遺し亡くなる。
20年後、遺言状の開封の為集められた親族達
まともな自分を狂わせたとして一番遠縁にあたるアナベルに贈る
が、もし彼女が正常でなければ違う…

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