ポップスが最高に輝いた夜のISHIPのネタバレレビュー・内容・結末

ポップ・ミュージック史上最も有名な曲の一つである「we are the world」は、ポップ・ミュージック史上最もドラマチックなストーリーを持つ曲の一つ。we are the world芸人(失礼)である西寺郷太氏の語りにておおよそのことは知っていたけどこう映像で観るとまたホント面白いね。スワヒリ語入れようぜ、みたいなあたりとかめちゃ笑えたけど現場はピリつきまくってたんだろうな。ブルース・スプリングスティーンのがなり声が他の人達より浮きすぎて笑えるなあとか思ってたんだけど、今回の映画で泣けるものになった。考えてみたらボブ・ディランはあの中で唯一といってもいい80年代に大きなヒットを飛ばしてたミュージシャンじゃないし、そもそも他の人らと毛色違うよなあと思ったけど、実際あの場でも浮きまくってたし、ほんと帰りたそうだったね…気の毒…と思ったけど、彼は帰らなかったね。それはホントすごいなと思った。アフリカの貧困を救う目的意識が高かったのだろうか。でもディランのソロってめちゃ彼っぽいなと思ってたけどそれを導いたのがスティービーだったとは。あの瞬間激アツかったな。
今現在、世界はひとつになるどころか分断が強まっているとすら感じられる。この歌はどんな風に今の世に響いてくれるだろうか。