おみそ

ポップスが最高に輝いた夜のおみそのレビュー・感想・評価

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)
4.5
いやはや最高すぎた。

これだけのスーパースターが一堂に会して、たった一夜でレコーディングを完成させるという無謀なチャレンジのドキュメンタリーが面白くないわけがないでしょう。

スター大集合のこの状況をライオネル・リッチーが「幼稚園の初日みたいだった」と表現してたのが言い得て妙で笑えた。

で、この選ばれし園児たちをまとめなきゃいけないプロデューサーのクインシー・ジョーンズのプレッシャーたるやとんでもなかったはず(レコーディング中にあのスティービー・ワンダーに声を荒げたくらい)。制作チームもミスは絶対許されなかっただろうし、現場の緊張感を想像するだけでストレスで胃に穴が開きそう。

それにしてもたった一夜の出来事なのに、そこには本当にたくさんのドラマやエピソードが生まれていて、そのひとつひとつが本当に面白かった。当時を振り返り語る関係者たちの言葉もとても貴重で興味深かった。

ライオネルと共にこのプロジェクトに尽力したマイケル・ジャクソンがもしまだ生きていたら、一体どんなことを語ったのかなぁ、なんて考えたり。

この作品を見た一番の収穫は語り部のライオネルの優しそうな人柄に魅せられたことで、見終わる頃には彼のことが好きになってしまった。歌はほぼ聴いたことないけど(笑)
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