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ポップスが最高に輝いた夜のkenbowbowのレビュー・感想・評価

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)
4.8
誰もが知ってるWe are the worldのレコーディングドキュメント。

ただただ、これだけのスターが一同に会すってすげえなって今まで思ってたけど、
普通に考えれば、エゴイスト数十人をまとめて、一晩でレコーディングさぜるのは、エクストリームハードモード。これだけ集まれば、当然啀み合いや、歌い方の反論、反発はあるだろうし、この時代、人種の壁もまだありそう。

それを纏め上げるクインシー・ジョーンズのカリスマたるや。

check your ego at the door
エゴはドアに置いてきなさい。
初めて聞いたフレーズだったが、実に気の利いた言葉だ。

そして、MJとライオネル・リッチーの仮歌てのが凄すぎるし、スターたちの練習風景、ほぼ初見での音合わせが尋常じゃないレベルなのが見れるだけで貴重映像。

最近こそチャリティーライブやコラボなど普通にあったり、リモートで同時演奏とかあるけど、
やはり一つのレコーディングルームに集まったときカオス、一触即発間際の熱量、緊張感などの空気感から生まれる音楽だからこそ、後世に残るのだろう。
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