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サンザシの樹の下でのcamusonのレビュー・感想・評価

サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)
3.0
文化大革命期の中国。
主人公の若い女性(高校生くらい?)が、
農家にホームステイ(※1)するところから始まります。
ホームステイ先に居候してた、爽やかイケメンと恋に落ちる
というような話です。

そもそもの2人の出逢いのきっかけから、
その後の恋愛の不自由など、
背景として文化大革命が関わっているのは確かなのですが、
話のメインはあくまでラブストーリーで、
その行き着く先が、あまりにありがちなパターンなことから、

文化大革命関係ないじゃん?
ありがちな話の背景を差し替えただけじゃん?
というような感想を持ってしまいました。

主人公の彼氏は、やってることはストーカーで、
爽やかイケメンなので辛うじて許されてるようですが、
結構引きますね。

農村の自然の映像はとても美しく、ノスタルジーを喚起するものでした。
また、ホームステイ先の子役の演技がとても自然で良かったです。


※1. 上山下郷運動は、都市部の青年層に対して、
地方の農村で肉体労働を行うことを通じて思想改造をしながら、
社会主義国家建設に協力させることを目的とした思想政策。
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